生活保護

生活保護の条件と金額?誰でも簡単にできる申請方法!

『生活保護を受給すると言う言葉を聞いたことはあるが、どのような手続きが必要なのか?又、受けるにしても何だか不安』

なんて、悩まれていないでしょうか?

 

人間に最低限必要な物。

  • 着るもの(衣)
  • 食べる物(食)
  • 住むところ(住)

 

特に住むところがない!って場合に今回は特化します。

 

収入が完全に途絶えてしまった場合は、『生活保護を受給するのも一つの手です。

 

中には、自身のプライドが許さず、生活保護を受給したがらない方もいらっしゃいます。

 

それは、それで問題ないと思いますし、タイミングが来れば、そこで検討するのだって問題ありませんからね。

 

但し、上記冒頭でお話ししたように、衣・食・住は必要です。

 

住む所もないようになれば、生活保護申請を一度検討してみましょう。

 

今回は、生活保護を受給したい方が簡単に手続きできるよう、詳しく説明していきます!

 

生活保護の申請方法はそんなに複雑ではない!

実は、生活保護を受けたいと思っている方でも、中々、足が遠のく場合があります。

 

『どうせ、申請しても通らないでしょ?』

『何だか難しい手続きが必要なんでしょ?』

 

このような理由が多いような、、、。

 

しかしながら、申請手続き自体は決して難しい訳ではありません。

 

申請書に関しても、シンプルな内容になっています。但し、生活保護を申請して、お金を受給できる方には条件が付きます。

 

『遊びに使いたいから、生活保護費ちょうだい!ってなっても困っちゃいますからね』

 

まずは条件です!

 

  • 世帯収入が最低生活費(※2)以下
    預貯金・現金がほぼない
  • 土地・家・車などの資産がない(売却可能資産がない)
  • 借金がない
  • 援助してくれる身内(家族・親族)がいない
  • 病気などの理由があって働けない
  • ほかの公的制度の支援を受けられない(もしくは受けても足りない)

 

生活保護を申請されたい方は上記項目に該当しているか確認しておきましょう!

 

ちなみに【世帯収入が最低生活費以下】の基準に関しては、例として

東京都23区、単身で成人の場合12〜13万円

いわゆる上記金額より毎月の収入面で下回る方は生活保護を申請できます!

 

又、一概にもこれらが全てと言う訳ではなく、場合によっては、車や自宅を所有する事も可能ですし、年金だけでは足りない場合でも、補填の為に生活保護費を受給することも出来ます。

 

生活保護の申請は福祉事務所を利用する!

 

条件が揃えば、後は申請をするだけです!

 

申請する場所は決まっており、全国の福祉事務所にて手続きをしていきます。

 

又は、「各市区町村名+福祉事務所」で検索して調べても良いかもしれません!

 

今、お住まいの最寄りの福祉事務所に相談しましょう。

 

現在、住所がないけどどうしたら?

 

例えば、ネットカフェや路上生活、はたまた友人宅を転々と!なんてケースもあると思います。

 

しかし、安心してください!

 

住所がない、住所はあるけどまったく違う場所に現在いる。

 

このような場合でも、今いる地域の福祉事務所で申請可能です!

 

生活保護申請の手続き流れ!

 

  1. 相談(福祉事務所に相談)
  2. 申請(必要な書類を提出)
  3. 調査
  4. 審査
  5. 決定(受給可or却下)

 

このような手順が申請から決定までの流れになります。

 

又、申請から決定までの期間としては、14日〜30日はかかります。

 

そして、審査に関しては、資産や家族、仕事、借金があるか?ないか?などを踏まえた上で行われます。

 

それでは、①の相談からポイントを説明していきます!

 

相談する時は、困っている証拠の提示が必要!

 

福祉事務所に行ったら、『生活保護受給の申請をしたいのですが、、、。』て言えば、取り計らってくれるでしょう。

 

まずは、詳しい状況を求められるので、素直にありのままをお伝えください。

 

又、相談段階で、生活に困っている証拠となる書類の提出は求められませんが、持参していた方が話しはスムーズです。

 

例えば

お金がないことを示すもの

  1. 預金通帳
  2. 給与明細
  3. 年金額が記載された書面
  4. 家賃や公共料金などの請求書

 

失業していることを示すもの

  1. 離職票
  2. 雇用保険受給資格者証

 

病気であることを示すもの

  1. 診断書
  2. 障害者手帳
  3. 通院の記録

 

離婚していることを示すもの

  1. 住民票
  2. 戸籍謄本

 

これらをできるだけ集めるのがポイントです!

 

要は困っている度合いを、どれだけわかりやすく証明できるか?が鍵です。

 

書類も何も提出できるものがない場合?

『このままでは死んでしまう!!』

と、訴えるだけでもアリです。

 

生活保護申請に必要な書類!

 

生活保護の申請時に必要な書類は?

◇生活保護の申請書、申告書
◇本人確認書類
◇収入に関する書類
◇資産に関する書類
◇その他

 

まず、必要になってくるのは、申請書と申告書です。

 

いづれも福祉事務所で用意されていますので、安心してください。

 

申請書には、申請者の名前などの基本的情報、申請する理由などを記入

 

申告書は2種類あって、

世帯全員の収入や勤務先などを記入する『収入申告書

所有している不動産や現金、預貯金、自動車、借金などを記入する『資産申告書

 

又、状況によって必要な書類が変わりもしますので、詳細は福祉事務所の職員にきいてみると良いでしょう!

 

そして、ホームレスの用の方でも、戸籍謄本・戸籍抄本は取得できると思います。したがって、本人確認を提出できなければ申請は非常に難しいものになるのは否めません。

 

生活保護の申請では厳しい調査が行われる!!

 

生活保護が受けれるか?受けれないか?

 

ここでは調査が行われます。

 

福祉事務所は、個人の資産や家族構成などについて調査権限が与えられています。

 

内容としては

  • 資産調査
  • 生活状況の調査(家庭訪問)
  • 扶養調査
  • 公的制度について調査
  • 就業可否の調査
  • 借金の調査

 

資産に関しては隠しても無駄です。

 

仮に隠し口座なんてもっていても、いづれは調査で判明します。

 

10万円以上の現金や、車など『当面生活できる資産がある』と判明したら、申請は即却下になるでしょう。

 

又、福祉事務所の職員が申請者のご自宅を実際に訪れます。

 

ここでの目的は、部屋の間取りや家具・家電などの確認です。

 

この時に『売却すれば当面生活ができる』と判断されると、申請は却下です。

 

【例】

  • 大型テレビ
  • 貴金属・宝石
  • 高級家具

でも、隅から隅まで棚や引き出しを開けられるような事はないので安心してください。

 

扶養調査については、配偶者や両親、子供、兄弟姉妹へ書面を送られます。

 

ここでは【援助の可否】について確認を取られます。

 

どなたから【援助可能】の回答があり、援助が見込める場合は、申請を却下されます。

 

でも、実際には回答が返ってこないほうが多いようです。(この場合も援助不可として認められる)

 

そして、借金がある場合は、任意整理をしておきましょう。

 

借金がある場合での申請は、却下されますので気を付けましょう!

 

決定した場合の具体的な流れ!

 

申請後14日以内、最長30日以内には原則、受給可否がでます。

 

もし、14日以上経っても連絡がない場合は担当者に一度問い合わせてみましょう。

 

結果の通知方法は、郵送か電話です。

 

郵送の場合は、保護決定通知書か保護申請却下通知書が届きます。

 

却下理由に納得できない場合は、不服を申し立てるのも一つの手です。

 

生活保護が認められない場合の対処方法!

 

申請を拒否されたら『法律違反』と訴えよう!

 

又、自分ではどうすればよいかわからない場合は、民生委員・弁護士・ソーシャルワーカーなどに相談してみましょう。

 

単刀直入にハッキリと『生活保護を申請します』と訴えることが大切です。

 

そして、何度も足を運ぶのもポイントです。

 

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