高齢者

高齢者の賃貸住宅!『貸し渋りなし』の3つの簡単なお部屋探し方法!

保証会社OB・15年の現場経験をもとに執筆

「高齢を理由に賃貸を断られた」「何件問い合わせても審査に通らない」――こうした声は、保証会社にいた頃から今も変わらず聞こえてきます。確かに高齢者が賃貸を借りにくい現実はあります。しかし、探し方を変えるだけで状況は大きく変わります。この記事では、高齢者でも入居しやすい物件を見つけるための具体的な3つのルートを解説します。

なぜ高齢者は賃貸を断られるのか

高齢者が賃貸を断られる理由は「差別」だけではありません。大家さん側には具体的なリスクへの懸念があります。主な理由は以下の3つです。

懸念点 大家さんの本音
孤独死リスク 発見が遅れると原状回復費用が高額になる。事故物件になると次の入居者が決まりにくい
収入への不安 年金収入は保証会社のシステムで低く評価されやすい
緊急時の対応 体調急変・認知症進行時に誰が対応するか不明

保証会社OB・保住 誠の現場感覚

保証会社の審査では「高齢だから落とす」というルールはありません。ただし、緊急連絡先が弱い・書類が揃っていないなどの状況が重なると審査が止まります。逆に言えば、緊急連絡先と書類をしっかり整えれば、高齢者でも通る審査はたくさんあります。そして、そもそも「断られにくい物件」を選ぶことが最も効率的な対策です。

ルート①:住宅セーフティーネット住宅を探す

✅ 最もお勧め|国の制度で入居を拒まないことが条件

住宅セーフティーネット制度は、2017年10月に国が整備した制度です。高齢者・低収入者・障害者などの入居を「拒まない」と登録した民間の賃貸物件が全国に集まっています。

📋 セーフティーネット住宅の特徴

  • 高齢・低収入などを理由に一律拒否しないことが登録条件
  • 専用の検索サイトで全国の物件を無料で検索できる
  • 自治体によっては月最大4万円の家賃補助が受けられる
  • 見守りサービス・生活相談に対応した物件もある

物件の探し方

🔍 検索手順

  1. 「セーフティネット住宅情報提供システム」にアクセス
    https://www.safetynet-jutaku.jp/
  2. 都道府県・市区町村・家賃・間取りを入力
  3. 「対象者」欄で「高齢者」にチェックを入れて検索
  4. 気になる物件の管理会社に問い合わせる

検索や手続きが難しい場合は、居住支援法人や市区町村の窓口に相談することで、物件探しから申込まで無料でサポートしてもらえます。

ルート②:高齢者専門の不動産会社を使う(R65不動産)

💡 断られるのが不安な方に最適

R65不動産は、65歳以上の方の部屋探しに特化した不動産会社です。テレビ番組でも「高齢者の駆け込み寺」として紹介されたことがあります。

📋 R65不動産の特徴

  • 65歳以上の入居者専門のサービス
  • 物件の大家・管理会社に「高齢者でも入居できるか」を代わりに確認・交渉してくれる
  • 1件の成約まで200軒以上に電話するケースもある、粘り強い対応が特徴
  • 「断られるのが怖い」という方の代わりに動いてくれる

通常の不動産会社に問い合わせて断られ続けている場合は、R65不動産に相談することで状況が変わる可能性があります。

公式サイト:https://r65.info/

ルート③:審査のゆるい物件を探す(ビレッジハウス)

✅ 初期費用を抑えたい方・とにかく早く決めたい方に

ビレッジハウスは、全国47都道府県に約10万戸の物件を持つ賃貸会社です。もともと雇用促進住宅を買い取ってリノベーションした物件で、高齢者の方も多く住まわれています。

📋 ビレッジハウスの特徴

  • 入居審査がゆるめ:通常の賃貸より審査基準が柔軟
  • 初期費用0円:敷金・礼金・仲介手数料が不要
  • 家賃が安い:2万円台〜の物件が多い
  • 間取りが広め:2DK〜3DKが中心
  • 引越しサポート付き:入居の手続きをサポート
  • 高齢者の入居実績多数:入居者に高齢者が多い物件が各地にある

⚠️ 注意点

  • 物件が古い場合がある(リノベーション済みでも築年数が古いものが多い)
  • 人気エリアでは空室が少ない場合がある
  • エリアによって物件数に差がある

補足:UR賃貸という選択肢

UR賃貸(都市再生機構)にも高齢者向けの優遇制度があります。

📋 UR賃貸の高齢者向け制度

  • 60歳以上で家賃の4倍の月収があれば申し込める
  • 保証人不要・保証会社不要
  • 礼金・仲介手数料不要

⚠️ UR賃貸の注意点

  • 物件数が少なく、地方ではほとんどない
  • 家賃が周辺相場より高めな場合がある
  • 収入条件(家賃の4倍)を満たせない場合は申込不可

UR賃貸はエリアによって大きく差があるため、まず近くにあるかどうかを確認してから検討することをお勧めします。

まとめ・どのルートから始めるか

状況によってお勧めするルートが変わります。以下を参考に、自分に合った方法から始めてください。

こんな方に お勧めルート
とにかく断られにくい物件を探したい ルート①:セーフティーネット住宅
断られるのが不安・代わりに動いてほしい ルート②:R65不動産
初期費用を抑えて早く決めたい ルート③:ビレッジハウス
保証人なしで借りたい・近くにURがある 補足:UR賃貸

この記事のポイント

  • 高齢者が断られる理由は孤独死リスク・収入不安・緊急時対応の3つ
  • セーフティーネット住宅は入居を拒まないことが条件の国の制度物件
  • R65不動産は65歳以上専門で、交渉まで代わりにやってくれる
  • ビレッジハウスは審査がゆるめで初期費用0円・家賃2万円台〜
  • 複数のルートを組み合わせることで、早期に物件が見つかりやすくなる

「高齢だから無理」と諦める前に、まずこの3つのルートを試してみてください。探し方を変えるだけで、状況は必ず変わります。

どのルートが自分に合っているか迷っている方、
保証会社OBが個別にアドバイスします。

無料で相談してみる

-高齢者