「不動産購入時に既に住んでいる方の家賃滞納が心配!途中でも家賃保証会社って加入させる事ってできる?」
こんな大家さんの悩みを解決します!
本記事内容
・家賃保証会社の途中利用は可能
・家賃保証会社利用時の大家さんの心構え
・家賃滞納中の方へ保証を付ける方法
家賃保証会社を既存の入居者さんに加入してもらうことは可能です。
しかし、私の経験上、大家さんにこの考えはあっても中々難義します(笑
正直、一筋縄ではいきません!今回は、既存入居者さんに途中から家賃保証会社へ加入してもらう方法を解説していきます。
家賃保証会社の途中利用はできるが、後は入居者さん次第かも?
家賃保証会社を利用するにあたって、既に住われている入居者さんに途中利用することは特段、どの家賃保証会社も問題ありません。
しかし、入居者さんにしてみたらどうでしょう?
いきなり物件オーナーが変わった途端に「家賃保証会社へ加入してください。保証料も○○円負担してください」となると、入居者さんも非協力的になるのは目に見えてます。
ここでつまずく大家さんは多々、私自身もよく見てきました。
せめて保証料負担を大家さんがしなければ現実は難しい!
家賃滞納もしていない入居者さんからしてみたら保証料をみずから負担して家賃保証会社へ加入するメリットはありません。
ですので、家賃保証会社の途中加入を目指すなら大家さん自らが保証料負担をしないことには実際には難しいでしょう。
家賃保証会社の中にはこのようなパターンを想定して既に住われている入居者様へ利用できる保証プランを用意しているケースは多くあります。
具体的には
・初回保証委託料/1万円
・更新料/1万円
このような保証プランを用意しているのが一般的です。
中には無料で引き受ける家賃保証会社も!
ハッキリ言って初回保証委託料/1万円で保証を引き受けるにあたっては、家賃保証会社も儲けがありません。
これは、「その後の新規案件はウチを絶対に利用してくださいね!」と言う意図があって格安なプランを提供している事情があります。
しかし、こんなことも裏腹に完全無料で引き受ける家賃保証会社も存在しています。
家賃保証会社の中でも中手規模になりますが、入居者さんを途中加入させたい大家さんにとっては打ってつけな保証会社です。
こちらも、「無料で引き受けるからその後の新規案件は必ずウチを利用してくださいね!」はありますが、費用がかからない無料であれば入居者さんにもスムーズに家賃保証への加入をしてもらえるでしょう。
審査申込書の取得や契約書の取得は出てくるので手間を惜しまず実行できる方に限る
費用負担の問題がクリアしたとしても、入居者さんとの書類の手続き手間は発生してしまいます。
・申込書の取得
・契約書の取得
家賃保証会社それぞれの指定書式がありますので、実際に家賃保証会社への途中加入を目指す大家さんは書類取得に苦労をされています。
1戸1戸入居者さんの宅へ赴き、説明をして書類への記入をお願いする。こう聞くと大半の大家さんはあきらめます(笑
ここだけでも管理会社や不動産会社さんをうまく利用して手続きできれば御の字ですが、タダでやるような業者さんは早々ないでしょう。
大家さんみずから動くのであれば、手間を惜しまずやっていくしか方法はありません!
既に家賃滞納や遅れがある方は家賃保証会社の途中加入は難しい!
既に家賃滞納している方や遅れがひどい方には大家さんからしてみても「家賃保証会社へ加入して欲しい!」気持ちは大きくでてきますよね。
確かにこう言った場合に家賃保証会社を有効活用していくべきなんですが、そもそも既に家賃滞納されている方を受け入れてくれる家賃保証会社は皆無です。
何故なら、保証が開始した時点で家賃立替が発生してしまいますので、お金が出ていくリスクしかありませんし、何のメリットもないからです。
この場合は、無理に家賃保証会社へ加入させようと言う考えは捨てていただき、債権回収専門で動いてもらえる業者を利用するのも一つの手です。
又、費用に関しては、基本的に成功報酬となっており回収した家賃の35%〜40%を手数料で取られるパターンが多いです。
「家賃保証会社の途中加入はできる!」しかし、大家さんにも手間がかかることは認識しておこう!
大家さんが安全・安心な賃貸経営を実現していくには家賃保証会社の有効利用はかかせません。
昔から入居されている方で家賃保証会社に加入されていない方はまだまだいらっしゃいます。
勿論、家賃を毎月健全にお支払いされている方に家賃保証会社の利用は必要ないと私自身、思っていますが長い目でみれば大家さんは常にリスクと隣り合わせ!とも言えるでしょう。
ここで家賃保証会社の途中加入方法について、再度おさらいしてみましょう。
- 入居者さんからの審査申込書の取得や契約書作成に手間や労力がかかる
- 費用がかかる場合もあり、中には大家さん負担でやられていることもある
- 入居者さんの家賃保証加入についての協力が必要不可欠
これらを踏まえて取り掛かることをおすすめします。