「家賃保証会社なんてどこも一緒でしょ?の考えありませんか?」
実はこのような考えがご自身が所有する物件の質を下げている場合があります。
そんな時は「家賃保証会社なんてどこも一緒でしょ?」の考えをまず、捨ててください。家賃保証会社も審査、保証料、保証内容、やり方、考え方と各社それぞれで違います。ご自身の賃貸物件にあった保証会社選びは今後絶対に必要になってきます。
大家さんが家賃保証会社に感心を持つだけで賃貸経営の戦略が変わる!
自主管理大家さんがみずから家賃保証会社を理解し、さらにはご自身で利用していくと、賃貸経営をしていく中でさらに魅力的な物件に生まれ変われます。
そうすることで大家さんにとっても空室対策、家賃滞納リスクの解消、トラブル回避にもなりますし、何より入居者さんにとっても非常に喜んでいただくことができるのです。
家賃保証会社それぞれでサービス内容は異なる
入居者目線で見ても
- 入居者周辺サービスが充実している
- 初期費用が安く抑えられる
- 審査面で安心して入居できる
家賃保証会社利用でこのようなメリットがあれば大家さんも入居者さんも両方メリットを感じるのではないでしょうか?
家賃保証会社は全国に150社以上あると言われていますが、それぞれの保証会社で他社との差別化を図るサービスの働きかけは年々大きくなっています。
これだけ様々なサービス商品が出ている中で有効活用しない理由はありません。是非、積極的にご自身にあった家賃保証会社を利用すべきです。
大家さんや不動産会社さんだけの目線で保証内容だけに特化する考えは今後、家賃保証会社を利用していくにあたって淘汰されていくでしょう!
家賃保証会社の特徴を知らないと知らないうちに入居者の質が落ちているかも?
だからといって、入居者さん目線だけに頼るのも危険です。初期費用が安くて審査がゆるい家賃保証会社を利用する場合に入居者さんは喜ぶかも知れませんが、気づいたら物件内の入居者さんの質が下がり、家賃滞納・物件内のトラブル続出なんて事例もあります。
築古の家賃低額物件であえて入居重視を狙うのであれば、これでもいいかもしれませんが、基本的に物件内で起こるトラブル対応は自主管理大家さんです。
家賃保証会社は費用保証を主にする会社ですから、物件内のトラブルがそのまま大家さんに降り掛かれば時間と労力がかかるでしょう。
審査がゆるい家賃保証会社の特徴
審査がゆるい家賃保証会社は、お部屋を仲介する不動産会社さんに好まれます。大家さんも「家賃保証会社が付けばOK!」と安易に考えられる方が多いからです。
又、審査がゆるい家賃保証会社は家賃督促が厳しくなる傾向があります。「考えてみてください!」審査をゆるくしていると言うことは、ひとたび家賃滞納が発生すれば案件としては難しい方が多くいらっしゃると言うことにもなります。
そうすると家賃保証会社も必然的に厳しい督促にならざる終えません。場合によってはその家賃保証会社を利用している大家さんにもトラブルが降りかかるリスクだってなくはないことを認識しておきましょう!
年々増えている入居者の家賃保証会社に対する相談
ホームズが提供しているデーターを見ていただくとわかる通り、入居者からの家賃保証会社に対する相談は急激に増えています。
過度な家賃請求や、一方的な退去通告、追い出し屋なんてキーワードも出ている始末です。特に厳しい取り立て行為が1番の相談内容になっています。
現在では、社会的問題になっている背景も加味して家賃債務保証事業者協議会による家賃保証会社の会員登録も開始されています。ここでは主に賃借人及び賃貸人の利益保護を図るため、 会員に業務適正化に係る自主ルールを定めています。
具体的には
- 保証の申込審査に当たっては、公正に審査を行います。
- 業務ルールを定め、契約者に対しルールに準じた適正な督促を行います。
- 協議会の基準に則った保証の契約書を契約者に交付します。
保証会社選びの際に、ここに加盟している保証会社を選ぶのも一つの手でしょう。
今後の賃貸経営は大家さんみずからが家賃保証会社を選ぶべき!
家賃保証会社が一般化されてきて、個人的には利用率が既に9割は言っているのでは?と体感しています。
国土交通省資料によると、賃貸借契約において家賃債務保証会社の利用率は、2010年に39%、2014年には56%に上昇しており、2018年の調査結果(日本賃貸住宅管理協会調査)では、75%まで上昇している。2020年4月に施行された改正民法(債権法)も追い風になる。
※参照元
https://www.google.co.jp/amp/s/s.kabutan.jp/news/n202006180583.amp
今後の家賃保証会社も自主管理されている大家さんの多大な見方になると自負はしています。
しかし、今までのようなまったく関与しない考えは今後、通用しなくなるでしょう。まだまだ業界内の慣習からか、自主管理大家さんみずからが手を出している領域ではありませんが、だからこそ先に手がけ経験・知識を活かせれた大家さんが今後の賃貸経営を豊かにするものと考えます!